パスワードを忘れた? アカウント作成
1887375 story
書籍

Amazonと角川グループ、Kindle向け電子書籍の配信で合意 101

ストーリー by hylom
Kindle日本版、本当にくるのか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

ITmedia(元記事は新文化通信社のもの)が伝えるところによると、角川グループ傘下の全出版社がAmazonでの電子書籍配信に合意したという。Kindleだけでなく、PCやスマートフォン向けの配信も含み、さらに価格決定権はAmazon側が持つという。

角川グループの傘下には角川書店のほかアスキー・メディアワークスやエンターブレイン、富士見書房などがある。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by kogd9 (45248) on 2012年03月01日 13時18分 (#2108991) 日記
    >>価格決定権はAmazon側が持つという
    よくこんな条件を・・びっくり。

    ラノベがディスカウント価格で読めたりするといいなぁ(^^;
    • by Anonymous Coward on 2012年03月01日 15時23分 (#2109178)

      価格決定権っていうとなんかすごそうな感じがしますけど、実はあんまり大した条件じゃないと推測します。
      「価格決定権」ってのは小売価格を決める権利だと思います。出版業界紙の新文化の記事ですし、再販制度を意識してわざわざ括弧をつけたのでしょう。
      普通の商取引なら仕入れたものをいくらで売ろうが小売の勝手なわけですが、書籍は再販制度があるのでそういうわけにはいきません。
      書店は仕入れた本の売値を自分で決められないわけです。出版社が合法的に再販売価格を拘束できます。
      が、電子書籍は著作物再販適用除外制度の適用除外にならない [jftc.go.jp]ので、出版社が小売価格を再販制度のもとでコントロールすることはできません。たぶんそういうことです。
      角川がAmazonにいくらで卸すのか、という価格までAmazon側が決定できるということではないでしょうし、価格決定権をAmazonが持つといっても一般的な商取引の慣行からすれば当たり前のことが行われるようになるだけのことだと思います。
      ちなみに紙の書籍の場合、出版社は書店に定価販売を強いるかわりに在庫リスクを自らが背負います(書店はいつでも自由に返品ができる[委託販売])。再販制度と委託販売のセットが出版流通の特徴で、これによって書店は売れるかどうかわからない大量の本を店頭に並べておけるわけです。
      電子書籍では在庫リスクが無いので、(紙の書籍と価格差がうまれることを容認できるなら)出版社が小売に定価販売を求める理由もないわけです。

      親コメント
      • Amazonへの卸値を出版社が決め、Amazonはそれをいくらで販売するか決める。ただそれだけのことを、価格決定権はAmazonが持つ、と言っている…のだと私も思います。というか、思いたい。

        ただ、Amazonには前科があります。
        「アプリデベロッパが決めた定価の70%を卸値とする。Amazonの判断で特売しても、少なくとも定価の20%を卸値として支払う」と契約しておきながら、「本日は特別価格0ドルで販売するので、卸値も0ドルとします」とアプリのデベロッパへ通告し、それで押し通したという。
        AmazonのAppstoreで「本日の無料アプリ」企画に協力したデベロッパは収入ゼロ [techcrunch.com]

        客寄せとして「角川書房の電子書籍を5冊買うと、××先生の作品がどれでも1冊タダで貰えます!」なんてやられたら、タダにされた先生はたまったものじゃなかろう。角川書房は損しないかもだが。

        親コメント
    • by genzin (23225) on 2012年03月01日 15時18分 (#2109173) 日記

       電子書籍のラノベなら、既にだいぶ安くなってますが
      SonyReaderを買ってから、ReaderStoreとか紀伊國屋のとかで何冊か買いましたが、
      紙の本が600円~650円のところ、一冊350円~450円と、そこそこお得な値段で
      買えていますよ。
       アメリカでのKindle価格も、最初の頃の半額キャンペーン以外は、それほど
      安く売ってはいないので、あまり期待しすぎるのも・・・

       まぁ、問題は最新刊は除外されて、数ヶ月から半年遅れの本しかないとか、
      まだ1巻だけでシリーズ全ての本が販売されてないなど、ラインナップ不足の
      ほうが困りものですが。
       Kindleと角川の契約のほうはそっちの改善を期待してます

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2012年03月01日 16時50分 (#2109257)

        BookWalkerで買っていますけど値段で言えば絶版されているものだと安値がついていますけど現在書店で買えるものに関しては書店の値段と大差ない値段がついていますけど。

        BookWalkerがあるのですからこれよりあまりに安い設定はできないような契約になっていると思いますよ。

        親コメント
        • by tectaro (28890) on 2012年03月02日 1時02分 (#2109637)
          紀伊国屋でハルヒを検索したら、紙の本より高かったのでした。
          角川の本は絶版になるまで、そうなるのでしょうかね。
          ここで、角川グループ入りしたメディアファクトリーがどうするか興味深いです。
          元コメの言うとおり350円〜450円で売ってます。値上がりするのかなぁ。
          親コメント
          • by genzin (23225) on 2012年03月02日 11時44分 (#2109869) 日記

            ええっ!角川は涼宮ハルヒに関しては強気の戦略にしても、さすがにプレミア価格は?と思って
            見てみましたが、値段が変わらないのはありましたが紙の本より高く。までは行きませんでしたよ

            例)
            ・涼宮ハルヒの憂鬱 紙:539円 電子版:525円
            ・涼宮ハルヒの陰謀 紙:630円 電子版:630円

            まぁ、14円だけ値引きされても・・・と思っちゃいましたが。

            親コメント
            • by tectaro (28890) on 2012年03月02日 13時04分 (#2109985)
              あれ?iPhoneのkinoppyで検索すると、陰謀が700円に値付けされてるんですよ。
              Webとスマートフォンで値段を変えてるんですかねぇ。
              親コメント
              • by genzin (23225) on 2012年03月02日 15時00分 (#2110110) 日記

                なるほど!iPhoneで買うと高いのか。参考になります

                たぶん、Appleの決済手数料が上乗せされているのと、決済価格に制約
                (85円以上とか何円単位とか)のせいでこの値段なんでしょうねぇ
                Webで購入して、iPhoneでダウンロード(できるのかな?)すれば、
                安く買えるのかなぁ

                #そういや、Kindleでもアメリカ以外の国で3Gで買うと、ローミングによる
                #通信費を上乗せされて、2$高くなるとか、買い方で値段が変わりましたね

                親コメント
              • by Anonymous Coward on 2012年03月02日 16時57分 (#2110204)

                >たぶん、Appleの決済手数料が上乗せされているのと、決済価格に制約
                >(85円以上とか何円単位とか)のせいでこの値段なんでしょうねぇ

                はい、AppStoreは何円で売るか、というのを販売元が自由に決められません。以下の表の値段になります。
                http://www.app-machine.com/hmcms_media/public/files/ApplePreis_Matrix.pdf [app-machine.com]

                親コメント
              • by tectaro (28890) on 2012年03月02日 17時33分 (#2110226)
                kinoppyはWindowsなら同期できるソフト [bookwebplus.jp]がありますし、MacならiTunes経由でiPhoneに放り込めます。
                今まで試した電子書籍アプリの中で唯一、外部からxmdfファイルを取り込めるアプリです。

                不思議なのは、kinoppyでは全て百円単位に切り上げになっているのに、BookWalkerとかはWeb紀伊国屋書店と同じ値段なんですよね。
                もしかして角川自身のサービスに囲い込むために、あえてiPhone用kinoppyへの値段を上げているのかしらん。
                親コメント
        • by genzin (23225) on 2012年03月02日 11時03分 (#2109822) 日記

          自分の買った本は、それほど古くなかったのであれ?と思ってすこし調べてみました。

          富士見ファンタジアで例を取ると
          最新刊や発売して1年経っていない本は、600円くらいで、定価から数十円引き程度。
          絶版や、絶版してなくても、既に完結して1年以上たったシリーズなどは450円くらい。

          HJ文庫が500円ほど(100円引き) ファミ通文庫などでは、新刊でも450円くらいですね。

          これを高いと思うか安いと思うかは、人それぞれですが、さすがに半額とか期待しても・・・
          Kindleで半額になってたのは、2、30ドル(2、3千円)するハードカバーが10ドル(千円)になる。
          って感じですし

          親コメント
    • by moo,k (4760) on 2012年03月01日 13時35分 (#2109014) 日記

      > ラノベがディスカウント価格で読めたりするといいなぁ(^^;

      まさにこれが目当てなんじゃないかな。
      消費されて顧みられることがない過去のラノベで再度の収益を上げたいってことのような気がした。
      角川ってラノベのレーベル以外でも似たような傾向の書籍が多いし、損は少ないと見たのでは?

      # 詳細が分からないけど新刊も含めてのことなのか、一定期間を経てからの配信なのか?

      親コメント
      • Re:これは・・ (スコア:2, すばらしい洞察)

        by Anonymous Coward on 2012年03月01日 13時49分 (#2109044)

        ラノベとかは数が多すぎて、面白そうなシリーズを見つけても最初の方が中々手に入らないなんてことがよくある。
        過去のをどんどん電子化してくれると、個人的には嬉しい。

        親コメント
    • by yohata (11299) on 2012年03月01日 13時42分 (#2109029)

      amazonだって商売なんだから、損になるような値付けはしないでしょう。

      むしろ日本「著作権管理者様」の
      「オレが上からなんでも決定できないんだったら、そもそも商売しねえ」
      って姿勢自体が、気狂いじみた商売だっただけで。

      親コメント
      • by Anonymous Coward
        >「オレが上からなんでも決定できないんだったら、そもそも商売しねえ」
        >って姿勢自体が、気狂いじみた商売だっただけで。

        それで通用するあいだはそうするのが当たり前の商売ではないでしょうか。
        競争がない分野で高いものを買わされる経験くらい、みなさんおありなのでは。
        • by yohata (11299) on 2012年03月01日 16時04分 (#2109214)

          「CDが売れないDVDが売れない」と言われ出して久しいですが。
          通用しなくなったから売れなくなったのだと思いますよ。

          通用しなくなったなら、その状況に応じた値付けや条件に切り替えるのが「普通の商売」だと思うのですが。
          そんな状況でも旧来の商売に固執し続ける姿勢を見ていれば、普通の商売をしている人は「気狂いじみている」と思って当然だと思います。

          親コメント
    • by Anonymous Coward

      「amazonが既存出版社に屈しました」は結局飛ばしだったか。いや講談社とかは折れなかったのでこの合意に含まれてないってことか。
      まあ角川グループのラノベがKindleで買えるようになるなら大歓迎

    • 挿絵がどうなるか気になりますね>ラノベ
      あと特殊なフォント使ってるやつとか、文字拡大してるやつとか、次のページに挿絵があることを前提にして書いている文章とか。

      • by Anonymous Coward on 2012年03月01日 15時33分 (#2109187)

        古いラノベを自炊して保管してますが、面倒なのでテキスト変換は掛けていません。
        でもラノベぐらいの行間・文字間があると7インチクラスのタブレットで十分読めるので
        組版後のイメージを画像出力で出してもらうだけでもいいんですよね。
        自分でスキャンするとどうしても微妙な傾きやずれが出て、タブレット画面だと余計気になります。
        (総ファイルサイズはでかいですが、16GB microSDも手ごろな現在は気になりません)

        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2012年03月01日 15時33分 (#2109189)

        挿絵がどうなるか気になりますね>ラノベ

        角川は大丈夫だと思いますが、小学館など廉価版と称して挿絵を抜いてる奴ががありますね。
        「この作品は廉価版です。廉価版にはイラストが入りません。」とか書いてあります。では廉価版じゃない挿絵入りが売ってるかというと無い。
        ガガガはほぼ新刊を同時に発売してくれるんでそこはありがたいんですが、挿絵も楽しみにする者にはつらいものがあります。
        で結局自炊…。
        こういうことはやめてほしいです。そりゃ安いのがいい人もいるでしょうけど、両方売って欲しい…。

        あと特殊なフォント使ってるやつとか、文字拡大してるやつとか、次のページに挿絵があることを前提にして書いている文章とか。

        ここら辺は既存の電子書籍がたくさん出るんで、それを見ればいいと思いますよ。現在、活字中心の書籍で事実上の標準規格となっているxmdfをベースにしたものはそれなりにに対応して解決されています。出版に関わる人々は商売の金額うんぬんよりこう言う所をより気にする人も多いので、既存の電子書籍プラットフォームより悪いなんてことは、Amazonはしてこないんじゃないでしょうか。

        親コメント
    • いつ出すか、何を出すか、についてはどういう条件か書いてないので、そのへんで出版社はコントロールするんでしょうかね。
      • by Anonymous Coward on 2012年03月01日 14時21分 (#2109103)

        それは私も思った
        結局、角川の収益に影響するような新刊や紙媒体の売れ筋本はストップがかかってて
        収益が見込めなくなった絶版本や過去本なんかが対象になるのではないかと

        新刊マニア(いるんかい?)にはあまりうれしくないことになるかもね

        親コメント
  • 日経が出してた「4月から日本でもKindle発売」の記事が、これで初めて現実味を帯びてきたな。

    あとは米国ストアで購入していたKindle書籍との関係だが。。。
    それと日本のKindleストアで洋書を買ったばあいの扱いは?

    Amazonのことだから、まさか洋書が買えないって事は無いと思うけど。
    最悪Amazon.comとAmazon.co.jpとでKindleの二台体制かなあ。

    • by Anonymous Coward

      同じアカウントが使えるので問題ないはずですが.
      また, amazonのロケーションを切り替える程度の改良はできるだろうし.

      # あと, ここで言うKindleはサービスであってKindle端末のことじゃない
      # 憶測成分が高いのでAC

  • by ddc (14170) on 2012年03月01日 14時07分 (#2109083) 日記

    今回の契約、既刊・新刊の全てが対象と考えていいのかな。
    それとも、あくまでこれから著者の同意を得たものだけ?
    電子書籍に否定的な作家もいるだろうし。
    まあ基本的に電子書籍化されるのだろうから、あまり心配しなくていいのかな。

    それよりも契約条件がどうなったのかが気になります。
    価格決定権をAmazonに与えたことから、他の条件で譲歩を引き出してる?

    あとはコミックも期待したいけど、今のリーダーだと厳しいか。

    • by harry_k (45285) on 2012年03月01日 14時27分 (#2109112) 日記

      去年のAmazonが出版社に高圧的な態度で交渉中というときの話では、
      「紙で出している本は全部電子書籍に」的な条件があったと思いますが、
      今回はそれがないのでAmazonが折れたのでしょうかね?

      --
      3羽そろえば毒を吐く
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2012年03月01日 14時50分 (#2109151)
        http://blogos.com/article/23880/ [blogos.com]
        > 「こんなの論外だ!」アマゾンの契約書に激怒する出版社員 国内130社に電子書籍化を迫る
        これの話でしょうか。
        元々これは中小の、自分では電子書籍なんて作れない出版社の足元を見た条件であって、大手出版社は全然別の条件で交渉していたようですよ。
        この記事前提でどっちが折れた、とか推測しても無意味ぽいです。
        # 津田大介氏などの発言はこのへん [togetter.com]で読めますね。
        # 私は小寺信良氏のメールマガジン「金曜ランチボックス」Vol.001で西田宗千佳氏・津田大介氏の知る内情を読みましたが、有料記事につき引用は控えます。
        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2012年03月01日 14時33分 (#2109126)

      今回の契約、既刊・新刊の全てが対象と考えていいのかな。
      それとも、あくまでこれから著者の同意を得たものだけ?

      これはおそらく今と変わらず「著者との契約に含まれていて、角川が出す気がある場合は出版される」ってことで、全てではあり得ないと思う。
      まず著者との契約は、他人のものを勝手に売れないという理屈があり、いくらAmazonと角川との間でどういう契約をしようともここは動かせないはず。

      ただ、著者から許諾が得られるものはもちろん、ずいぶん前から各社が標準の出版契約に電子書籍に関する項目を入れているらしいので、これが含まれている以降の電子書籍はおそらく角川の都合で出す事ができるはず。
      ただしこういったものも、Amazonと角川が「角川グループが電子版発行する権利を持つすべて電子書籍は、必ず発行すること」といった契約を結んでいない限り、角川次第と言う事に。

      まあ基本的に電子書籍化されるのだろうから新刊は全部いずれ電子書籍になると思っていい気がする。
      既刊本も、ケータイコンテンツ配信を主眼にした著者との契約が00年代後半には入ってたらしいので、最近のならば結構出てくるんじゃないかと楽観視している。ただ古くてマイナーな本は、著者が許可するしないに関わらず手間をかけられない、採算が合わないと言う問題は存在するので、厳しいのかなと思う。

      それよりも契約条件がどうなったのかが気になります。
      価格決定権をAmazonに与えたことから、他の条件で譲歩を引き出してる?

      単に独占禁止法の関係じゃ無いかと言う気がする。電子書籍は再版制度の範囲外であるという公取委だかの見解があるんで、もしAmazonにこの契約を飲ませても、独占禁止法関係で「不公正な取引方法 [wikipedia.org]だ!」として訴えられると負けるだろうし、当然契約より法律の方が上位なわけだから意味の無い条項になってしまう。
      また、こちらの言う価格で売らないと契約を結ばないというやり方も「不公正な取引方法を受け入れられないからと言って契約を結ばないのは違法だ」等と訴えられると負けると思う。

      出版社の中の人はどう思ってるか知らないけれど、電子書籍で事実上行われていた同一価格がやぶられるのはいい事だと思うな。

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2012年03月01日 16時53分 (#2109261)

    セブン&アイ・ホールディングス(HD)は1日、傘下でインターネット通販事業を手がけるセブンネットショッピングが同日、電子書籍の販売を始めたと発表した。 [msn.com]

    (以下抜粋)
    幅広いジャンルの約4万5000アイテム

    書籍は凸版印刷の電子書籍事業会社から提供

    対応端末は米アップルのスマートフォン iPhone(アイフォーン)」や基本ソフト(OS)「Android(アンドロイド)」搭載端末など。

  • by Izayoi (6455) on 2012年03月01日 21時50分 (#2109534) 日記
    ユーザーとしては割安で場所を取らない上
    ほぼ永続的な所有権を持てるので
    読み終わった後に新古書店に売るよりメリットは大きいと思われます

    自分は新刊で買っても置き場所に困って泣く泣く売ってるので
  • by Anonymous Coward on 2012年03月01日 21時51分 (#2109535)

    角川は当初は「自前主義でやる」と言い切って、既存電子書店への供給を打ち切り、
    Bookwalkerという自前書店を構えて直販に専念する、という方向に賭けました。
    しかし、ラノベ寡占という弾をもってしても売り上げが伸びず、今年から他社供給へと
    出戻りしている経緯があります。その流れの中で、Amazonにも供給という話ですね。

    一方、早々に全方位主義で手広く電子化を始めた講談社は順調に売り上げを伸ばしてます。
    この1年で相当な差がついてしまっているので、焦りから変な契約に飛びついてないか心配です。
    角川一族の血なのか、極端から極端に突っ走るエキセントリックな出版社ですのでw

  • by Anonymous Coward on 2012年03月01日 13時54分 (#2109052)

    売れるものだけが書店に並んで、不人気商品が
    手に入る機会がなくならないようにという文化保護の目的であれば
    絶版がないという電子書籍では価格維持の必要はないでしょう。

    むろん、本の装丁自体に価値を感じる人もいますので
    多くの本で、すぐには紙が廃れることはないでしょう。
    むしろ、大量に売れている一部のラインナップは電子書籍に流れるかもしれないですね。
    ライトな読者層に大量に売れているものでしょうから。

    品切れがないのは歓迎したいです。

typodupeerror

物事のやり方は一つではない -- Perlな人

読み込み中...