パスワードを忘れた? アカウント作成
10148730 story
著作権

CC0日本語版ドラフト訳に対するパブリックコメント受け付け開始 8

ストーリー by hylom
権利放棄は意外に難しい 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

Creative Commons Japan から、CC0 の日本語ドラフト訳が公開され、現在コメントの受付が始まっている

CC0はいわゆる「パブリックドメイン」なライセンスを実現するものだが、世界中で有効になるよう(例えばEUのデータベース権などにも)配慮した細かい記述がされているのが特徴だ。

日本では著作権の権利放棄手続きが明確でないため、パブリックドメインは現実的にはできないと言われてもいたが、これを採用することによって現実的にパブリックドメインに置く事ができるようになる。気になる人はぜひドラフト訳をチェックしてみて欲しい。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2013年11月07日 9時57分 (#2491160)

    CC0ってなんだよってリンク先を読んだらわかった。有用な情報をありがとう。

    • by Anonymous Coward

      これで著作権に保護されない所詮この世は弱肉強食なライセンスが誕生するんですね!

  • by Anonymous Coward on 2013年11月07日 12時54分 (#2491249)

    これを採用すると手続きが明確になったり、楽になったりするの?

    • 日本では著作権の権利放棄手続きが明確でないため、パブリックドメインは現実的にはできないと言われてもいたが

      著作者が「著作権法上の制約などを今後に渡って一切課さないと、利用する人に確実に保証したい」と希望したとしても、それは法的にはできないんじゃないの、という(多分誤った)主張です。

      著作権法第59条 [wikibooks.org]で

      著作者人格権は、著作者の一身に専属し、譲渡することができない。

      と定められています。そのため、著作者がライセンスを信じた利用者に、後出しで権利主張を行える可能性は消せないんじゃね?という。

      そのような主張は民法の信義則に反しており、確実に通りません。が、最初からそういうことが起きないように、実質的に著作者人格権が有効とならない状況を作るための工夫が凝らされているのがこのCC0だと思っています。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      > 気になる人はぜひドラフト訳をチェックしてみて欲しい。

  • by Anonymous Coward on 2013年11月07日 16時03分 (#2491385)

    要点は以下の第2条でしょうか。

    2. 権利放棄 確約者は、適用される法令に基づいて許容され、かつこれに反しない最大限の範
    囲で、明示的に、完全に、恒久的に、取消不能および無条件の形で、現に知られているか否か
    にかかわらず、確約者の本作品の著作権および関連する権利、ならびに関連する請求および請
    求原因(現在および将来の請求および請求原因を含む。)を放棄し、または主張しない(以下、
    あわせて「権利放棄」という。)。その権利放棄は、(1)世界中のあらゆる地域で、(2)適用され
    る法令または条約により与えられる最大限の期間(将来の期間延長を含む。)について、(3)現
    在または将来のあらゆる媒体について、かつ複製回数を問わず、(4)商用、広告、または宣伝目
    的を含むあらゆる利用目的について行うものとする。

    結局は適用される法令の範囲内で、といっているので、タレコミの
    >日本では著作権の権利放棄手続きが明確でないため、パブリックドメインは現実的にはできない
    云々の話を解決するものではないと思います。
    単に「パブリックドメインにします。好きに使ってください」と(意味を正確に理解した上で)書くのと本質的に変わるところはないかと。

    とはいえ、このライセンスを適用してもらったほうが、利用者にとっては安心できるので、非常に有用なものだと思います。

  • by Anonymous Coward on 2013年11月07日 18時49分 (#2491498)

    パブリックドメイン - Wikipedia [wikipedia.org]には、「実際問題、日本法では著作者人格権の制度があるから著作権放棄に基づくパブリックドメインはあり得ないとの議論は、後述のパブリックドメインソフトウェアが日本で存在し得るかという問題に関連して、アメリカの法制度を理解していないプログラマーとその周辺で問題になったことがほとんどであり、知的財産権の専門家の間ではそのような問題自体議論されていない。」という記載がある。

    これが、どこまで本当か判断が付かないが、スラドの本記事に関するコメントは、パブリックドメインソフトウェアが日本で存在し得るかという問題と同じだよなーと思いました。誰か解説してください。

  • by Anonymous Coward on 2013年11月07日 22時37分 (#2491643)

    http://srad.jp/story/09/03/17/1516219/ [srad.jp]
    なんで英語版CC0ライセンス登場時のストーリー貼らないんだよ。
    # 「hylomだから」以外の回答をお願いします

typodupeerror

アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い

読み込み中...