fuminoli 曰く、TPP交渉で著作権保護期間が従来の50年(映画を除く)から70年に延長するということで合意を得たことが報じられています(MSN産経ニュース、読売新聞、日経新聞、時事通信)栗原潔氏のblogエントリー『著作権保護期間の延長と「ガーシュインショック」について』にもあるように、日本は外国に対して著作権の戦時加算が約10年程あるので,下手すると80年までになる恐れもあります。もう「70年」への流れは止められないのでしょうかね。
参考:青空文庫の意見 (スコア:3, 参考になる)
興味のある方はこちら [aozora.gr.jp]を参照して下さい。
ねずみー (スコア:2)
そのうちまた保護期間が延長されるんすかね。
10年後ぐらい?
Re: (スコア:0)
原作の著作権が切れたとしても、ネズミの王様が出てくる作品は何らかの形で作られ続けていませんか?いつの日にか、黒塗りでないネズミの王様を描いてもよい時代が来るのでしょうか?
Re: (スコア:0)
ネズミの王様を使った作品を新たに作るのは商標権の方で問題になるんじゃない?
関係のないところで初期のネズミ作品を上映されるのが嫌、という点に関しては著作権でしか保護できない。
/.民の理想の著作権保護期間はどれくらいだろう? (スコア:1)
70年は長すぎるとしたら、何年なら適切なのでしょう。
あるいは部門にあるように、著作権者が決定できればよいのでしょうか?
この場合、短くすることで著作権者にメリットが発生しないなら、結局最長の期間しかとられないようにも思われますが。
自分なら何年でもいいけれど、著作権者はその著作物を適切な対価で提供する義務を設けたいです。
Re:/.民の理想の著作権保護期間はどれくらいだろう? (スコア:4, 参考になる)
よく言われるように、70年にするのと引き換えに、1年毎の登録更新を義務付けてはどうでしょうか。
やはりいちばん問題なのは、著作権の相続人がわからなくなり、著作物の利用事態がまったくできなくなる事態だと思うので。
Re:/.民の理想の著作権保護期間はどれくらいだろう? (スコア:1)
1年毎の登録更新なんていうのは、著作権を持っている個人を圧迫するでしょうね。
で、そういった事に耐えうる企業が買い占めるっと。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
>登録放棄してパブリックドメインになったものを第三者が拾って自分のものにできるような制度でなければ
そりゃ著作権が切れたらそうなるでしょ。
相続税って? (スコア:0)
著作権の場合どうなってるの?
Re:相続税って? (スコア:1)
Re:/.民の理想の著作権保護期間はどれくらいだろう? (スコア:1)
年数ならば、本人の死後30年くらいかなぁ。本人死亡時に0歳の子が独立するくらいの期間ということで。
企業の場合は、現行の公表後50~100年ぐらい [wikipedia.org]でいいと思う(特に理由はない)。
svn-init() {
svnadmin create .svnrepo
svn checkout file://$PWD/.svnrepo .
}
Re: (スコア:0)
>著作権者はその著作物を適切な対価で提供する義務を設けたいです。
著作者が亡くなった後はどうします? あと描いた落書きを誰かが見たいと言ったらいつでも見せられるようずっと保持しておくのです?
Re: (スコア:0)
DRMの制限でメディアが壊れた後はどうします?
無条件に提供義務とかはちょっとアレだけど、DRMで保護し、さらにそこに法的保護を受ける条件として提供義務があるとかそういう負担はあって然るべきだと思う。
Re: (スコア:0)
ちょっと意味がわからないんだけど。
適切な対価って何ですか?
「この著作物は安すぎる!」「この著作物は高すぎる!」とかって何を根拠に判断するの?
Re:/.民の理想の著作権保護期間はどれくらいだろう? (スコア:2)
更に言えば、コンピュータソフトウェアも「著作物」だから、OSSの「適当な対価」は何になるのか、と云う問題も…
Re: (スコア:0)
理想としては人間が働かなくていい世界を作って「0年」にしてほしいところだけど、現実的ではないな。
>著作権者はその著作物を適切な対価で提供する義務を設けたいです。
その適切な値段を決める方法があればいいんだけどそんなの多分ないんだよね。
せいぜい「値段は好きに決めていいけど一度決めたら変えられないよ」ぐらい?
Re: (スコア:0)
個人的には10年。長くて20年て思う。
普通であれば、10年もあれば製作に費やしたコストは十分取り戻せるはずだし、取り戻せなかったらそれは失敗作ということだと思う。
ただ問題なのは、世の中のほとんどの人は公に価値のある著作権を一生持たないということだ。だから、著作権を守ろうという意識が低い。
作る側に立ち、その苦労を理解しないと、著作権保護意識は育たない。だから、そういう意識のない人は著作権保護期間を適切には語れないと思う。
自分は本も音楽も映像も作れないけど、プログラミングで他人の著作物をリスペクトし、ライセンスを守るということを(当然ながら)知ったからまだ製作側の気持ちがわかる。とはいえ、一度作ったものがヒットし、後世の印税などだけで一生ノウノウと生きていかれるのもなんかなぁと思うから、10年とか短くして、次の作品制作の尻たたきにでもなればと思うw その10年の収益だけでノウノウと生きてもらうのはいいけど。
Re: (スコア:0)
本や映画など商業ベースで考えられるものに対して、コストの視点から見た場合ならそれでも良いと思います。
ただ、例えば建築物や絵画などはどうでしょう?
10年経った建築物や絵画は複製してもOKというのは、ちょっと乱暴な気がします。
Re: (スコア:0)
相続した(自然)人が成人するまでってのはどうかな。
最大20年。場合によってはなし。
個人の持ってる著作権と法人の持ってる著作権は区別すべきだと思う (スコア:0)
個人の著作権が例えば10年とか20年で失効したら、アイデアをWebに載せて実現させてる内に元の著作権が切れちゃうなんて事にもなりますし、
流石に短すぎると思います。
逆に、法人の持ってる著作権を50年も保護するのは長すぎると思います。
著作者の利益と言われますが、著作物を作る人(おかしな表現ですが)と著作権を持ってる人の利益ってのは必ずしも一致しないと思うんです。
過去の著作物があまりにも長い間著作権という形で独占され市場を占有し続けると新たな著作物を作る余地が産まれにくくなります。
著作物を作ろうと言う人の創造性を阻害する事になるし、著作権を持っ
Re: (スコア:0)
> アイデアをWebに載せて実現させてる内に元の著作権が切れちゃうなんて事にもなりますし、
アイディアの文章は切れたとしても、それを元に書いた小説などの著作権が最初から切れているということは有り得ない。
特許出願みたいに公知になったらアウトというのと勘違いしていませんか?
Re: (スコア:0)
個人の著作権終了タイマーの起算は著作者の死亡から。法人の場合は著作時から。
で、旧い作品が市場に出回るのは著作権で保護されているからじゃない。商品価値があるから。現に著作権切れで商品価値のある旧い映画は500円のDVDが第三者から販売されていたりする。
50年前の作品でも商品価値を維持しているものがあり流通しているものがあるがなおかつ新規の作品はどんどん作られている。ディズニー1社の作品だけでもどちらもあるんだよ。旧作が新作の創作の阻害になる要因なんてないんだよ。
なので、「もうすこしがんばりましょう」かな。
ぼくのかんがえるさいきょうのちょさくけんせいど (スコア:0)
”デフォルトで20年(cf.特許制度)。この期間は現行同様、著作物に対して無償かつ自動的に付与される。
この期間を超えるものについては、登録制で更新料を払うことにより何回でも更新可能とする。
ただし、更新料は市場の物価を元に毎年改定し、更に更新回数が増えるごとに割り増しとなるものとする。
20年以上経ち、登録更新が行われなくなったコンテンツは、自動的にパブリックドメインに帰する。
言うまでもなく、一度PDとなったコンテンツを再度独占することは何人にも出来ない。
ただし、PDを踏まえて充分新たな創意が見られる派生物については、新たな著作物と認定される。
よーしパパ (スコア:0)
今のうちにせっせとIMSLP [imslp.org]で好きな曲の楽譜を落とす作業を始めるよorz
Re: (スコア:0)
さすがに遡及適用はされないだろう
Re:よーしパパ (スコア:4, 参考になる)
栗原潔氏のブログにある通り、1993年にヨーロッパで遡及適用されたことがあったんですよ。(このときEUは70年で統一)
いったんパブリック・ドメインになっていたものが、再び著作権の保護下に戻るようなことが。
なので、同じことが日本でも行われる可能性はあります。(著作権者は確実に要求してくるでしょうし)
Re: (スコア:0)
遡及適用されると面倒だなー。
保護下に戻った作品をうっかり勝手に使ってしまって訴えられるって事案がしばらくはありそうね。
著作権が文化を滅ぼす (スコア:0)
法人の著作権は特許と同じ25年に短縮すべき
Re: (スコア:0)
サンライズにお勤めの矢立肇さんや東映にお勤めの八手三郎さんが、永遠の寿命を獲得することになります。
著作権軽視 (スコア:0)
事実上の無期限延長なんてことをするから
「著作権のルールってやりたい放題なんだ」という印象になり
かえって「だったらこっちもやりたいようにやろう」って
軽視されることになったり…しませんかねえ
権利ばかり主張するな (スコア:0)
権利者特に法人は権利ばかり主張してないで著作物を流通させることを義務化することは出来ないの?
廃本・廃盤になって人知れず消えていく名作の数々・・・
Re:権利ばかり主張するな (スコア:1)
こういうの、実際名作が流通から消えることはあるのだろうか。
商売になっていないということはオンデマンドでさえコストが回収できないレベルの需要ってことでしょう。
その作品の著作権が切れたからといって流通に乗せる人、熱心なファンとかだと思うけど、は現れるのかな。
Re: (スコア:0)
権利者が著作物をどう扱おうと勝手だ。
例えば「気に食わないからお前には使わせない」としたっていいんだ。
他人の財布に手を突っ込むな。
Re: (スコア:0)
著作権は
”文化の発展に寄与することを目的 ”
として、特権的な占有権を得ているわけですから、
立法の趣旨から言えば、著作権者と言えど、何処までも勝手に出来る、というものではないです。
文化の発展を阻害するような著作権の使い方が横行するなら、関係の法律を改正して制限することは充分可能です。
Re: (スコア:0)
著作権を自然権の様に主張するのもどうかと思うよね。 歴史を見れば、必要悪のような形で誕生したわけだからね。
著作権侵害の非親告罪化 (スコア:0, オフトピック)
TPPで争点となっていた著作権に関する話で、非親告罪にするかどうかがあります。
権利者が警察に告発しなくても、警察が独断で逮捕できるってわけです。
そっちの方を心配すべきじゃないでしょうか。
別件逮捕などで使われまくりそう。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
つまり親告罪のままで全く問題ない。
Re: (スコア:0)
要するに#2601477は詭弁のガイドライン「6. 一見関係ありそうで関係ない話を始める」だから気をつけようねってこと。
Re:自民党を見限ったわ (スコア:1)
野党ってこの件について何て言ってるんだろ?
いやこの件で自民を見限るのはいいとして、反対側の受け皿は存在するんだろうか?
Re: (スコア:0)
後学のために聞きたいのですが、著作権保護期間が従来の50年から70年になることがそれほど嫌だったのですか?
それとも、譲歩したことが嫌だったのですか?
Re: (スコア:0)
私も後学の為に聞きたいのですが…
自民党以外のどの党であればTPP交渉が有利に進んだとお考えなのでしょうか…?
Re:自民党を見限ったわ (スコア:1)
日本共産党の主張は八方美人的に強腰かもしれません。でもそれが終始一貫した整合的な交渉としてやっていけるかどうかは皆目見当がつきません。
// 私見では、そんなの無理できっこないと思う次第。どの党でも見込めないのではないかと。
Re:自民党を見限ったわ (スコア:1)
民主党のように背景や信条が大いに異なる人たちの組織ゆえの分裂という発展ではなく、
それに比べて等質な思想の人たちにありがちな権力闘争で無力化されて蹴落とされる人が出るんだろうけど
…になって終わるんだろうなあというのは同意見。
国会質疑で政府ほかを批判するのは威勢がいいけど、立法実現まで党派を超えて巻き込む努力は不足だと思う。
だから実績がないまま。
ヒブ予防の予算を獲得したのはわれわれの働きかけと胸張っている与党みたいなところはなくていいというかもっとそっちもがんばれば?とけしかけるべきなのかがいまいち判断できない。
Re:自民党を見限ったわ (スコア:1)
自民党が一番TPPに妥協的だったんだが?
Re: (スコア:0)
それ(自民党公約は「聖域なきTPPには反対」=(翻訳)⇒「聖域有のTPPには賛成」だっけ?)で選挙で勝ったんでしょ?
民主主義の実現じゃないの。
Re: (スコア:0)
いえいえ、こちらこそ今まで盲目的に信じてくださりありがとうございました。
Re:周回遅れのコメで申し訳ない (スコア:1)
一点のみ。
日本敗戦後に平和条約発効は1945年ではないですね。
たとえばWikipedia [wikipedia.org]の項目あたりでも。
Re:周回遅れのコメで申し訳ない (スコア:1)
個人が発表した著作物は、「著作者の死後50年」で、戦争前に発表した著作物についてはこれに約10年戦時加算されるので、例えば、
・2000年に亡くなられた方が1960年に制作した著作物→保護期間は2050年まで(戦時加算なし)
・2000年に亡くなられた方が1940年に制作した著作物→保護期間は2060年まで(戦時加算あり)
ということになります。
戦後から70年経ったかどうかは関係なく、
「連合国で戦前に著作物を発表した著作者の最後の一人が亡くなってから50年(70年)後」になるまでは、日本には戦時加算の影響があることになります。