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映画

hixの日記: 映画「マルジェラが語る”マルタン・マルジェラ”」

日記 by hix
原題は「Martin Margiela: In His Own Words」そのままか。

とにかく姿を見せない謎の人物。こんな商売やってて珍しいのと、実践できているのがすごい。少なくとも周囲がその思想を尊重しているという事だし。
自分を守るために表に出ないようにしているという事と、ブランドから連想されるのはデザイナーじゃないほうが良いよねという事らしい。

喋っているのを聴くのはたぶん初めてかな?
穏やかな声。質感が小室哲哉に似ている。
ベルギー生まれでアトリエもパリだから普段はフランス語だと思うんだけど、終始英語喋ってた。

プロフィールの全てが秘密という訳ではない。
祖母が仕立て屋さんで、そこから出る端切れでバービー人形の服とかを幼少の頃に作って遊んでいたとの事。
その流れから、人形用の服をそのまま大きくして人間用の服にしたコレクションなんてのも作ったらしい。
そういう面白い事をする人だ。
時に奇抜に見えるようなのだが、それは結果としてそうなるのであって、ハナから奇抜を狙って何かを作ったら、たぶんつまらないと思う。

雑誌の写真撮影でロケハンに行った折に「今度ここでファッションショーをやる」と言って周囲を驚かしたらしい。
19区とか20区とかの子供が遊んでいる空き地という事だった。

売れすぎて職種が変な風になったのが残念。好きな事を好きなようにやれれば良かったんだが、周囲がそれを許さなかった。
今は引退して好きな事をやっているみたい。充実感の度合いは不明だが、気持ちはだいぶ楽そうに感じた。

ファッション界のドキュメンタリーは、話についていくのがワリと大変。
そんなに詳しい訳じゃないし。
ヘタすりゃ針子になっていた可能性も無くは無いんだけど。

川久保玲ってすごい人なんだな。

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