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映画

hixの日記: 映画「ユダヤ人の私」

日記 by hix
「ゲッベルスと私」とシリーズらしい。

105歳になるマルコ・ファインゴルトさんの証言。
若いころから戦中、そして戦後において先の戦争の評価のされ方について、など。

オーストリア。
ナチスがやってきた時には、彼らを熱烈歓迎。
ヒトラーが失業問題を改善するとか言ってたしね。
彼の言葉が響く先は労働者階級の人々で、構図だけ見れば共産主義と相性が良さそうに思えるのだけれど、実はそうではない。

証言の合間に、お手紙の紹介。
誹謗中傷が多い。当事者とそれ以外とでは、見えるものが異なる。

それと、当時の様々な映像記録。
オーストリアの、自動車の右側通行への切り替えについての広報映像。
戦争に勝利した側にいた英国の連中は、 戦後にオーストリアを左側通行に戻すべきだったのだ。ついでにドイツも左側通行に切り替えさせるべきだったのだ。

ガスマスクの試着風景。
男は徴兵されちゃったんだろうな。子連れのお母さんが多い。赤ん坊の頭巾のコテコテのフリル。そして大泣き。

進駐軍の心得(アメリカ兵士向けの教育映像)。
ドイツ人と仲良くなってはいけないとの事。まぁ不用意な不幸を招かないように用心したほうが良い。

戦中にナチスへ協力したとされる女性たちが、終戦後に断罪される。断罪っていうか断髪。
協力者の所有物と書かれたらしいトラックに乗ってやってきたから数人かと思ったら、少なくとも30人ぐらいはいた。会場から出る列はみんな丸坊主。髪は女性の命なのか?あるいは、反省で頭を丸めるというのは世界共通だったのか?
(ココ・シャネルがスイスに逃れたのはこれのせいか?)
そいや、力士引退の断髪式ってえらい人数で鋏を入れていくが、坊主になったりせんのだろうか?

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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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